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Schott

2022.05.19

ONESTARを知るということ -RIDERSの原点にして、頂点- ①

9日に亘って、行った9人のONESTAR ~NINE PERSON'S ONESTAR~
ご覧いただけだろうか?

9人が思っているONESTARを見て、様々な思いが巡ったと思う。
なので、今回はONE STAR(今回全員に着用いただいた613UST)にフォーカスして

ディテールを紹介していく。
知っている人も初めての人も是非、ご覧になってもらいたい。

ONE STARは1950年代に発売されて以降基本的なディテールは変わらず、今もなお販売されている。
半世紀以上もスタイルを変えずに販売されているのは希有の存在である。

完成された形であり、今日に至るまで数多のダブルライダースが世に発表されているが
その全てがONE STARをサンプリングしていると言っても、過言ではない。

SchottのONE STARといえば、まず初めに思い浮かぶのはエポレットのスターリベットだろう。
これが、肩から見えるのが当時のファッショニスタのステータスで街を闊歩する様が多くの若者を魅了したと思う。

ちなみに、このリベットだが5本のツメで固定しているのだが
これは、当時から変わらない仕様であり現在もツメで固定している。

60年代のSchottで使用されていた黒タグを採用。
ここでの"TALL"表記は「613US」を進化させたTALLモデルということ。
「613UST」は「613US」よりも着丈が約2.5cm、袖丈は約2cm長くなっている。
肩幅に関してはさらに1cm絞りボリュームを抑えている。
ヴィンテージ仕様のダブルライダースは短めの着丈であることが特徴のひとつだが、
あえて長めにすることで現代のコーディネートに合わせやすいシルエットに調整されている。

他のブランドでエリがしっかり閉まるライダースをみることがある。
しかし、ONE STARは閉まらない。
なぜなのか?本国に何度か問い合わせしたことがある。
そしたら、こんな回答が『SchottのONE STARは開けた時に一番ダブルの衿の形状が
カッコよくなるように製作されています。なので、閉めて着るように作ってはいない』とのこと。
実にアメリカらしい回答だが、それが実直でカッコイイと思う。

Vol.2につづく

今回、紹介している613USTはこちら

613UST ONESTAR TALL/ワンスタートール
No.7164
COLOR:BLACK

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